Morissy Mills
2007年08月09日
02:29
あるフランス人の男が、俺の店に来た。
“ここは私の店です。
どこでここの店を知りましたか?”
俺は尋ねた。
彼は、
“ここはドイツの女性の店ではないのかい?
彼女は私の友達です。
彼女に会いにきた。”
と言った。
俺は彼を中へ招きいれ、彼女は私のガールフレンドだと言った。
少しの雑談の後、俺は彼をグループに招待したが彼は“NO Thank you ”
と言ってグループに入らず、どこかへ消えていった。
程無くして、KristinがINしてきた。
俺は彼女にその男のことを知っているか?と聞いた。
彼女は私の友達だと答えた。
俺は面白くない気持ちになったが、特にこれと言って特別な感情が起こるでもなかった。
しばらくして、monalisaという自宅の隣人がアイススケートをしているというんで
Kristinと遊びに行くことにした。
その時、彼女は、“あの男からIMが来た。
あの男の家に呼ばれている、これからその男の家に行く。”
と言った。
俺の中で、どろどろとした嫌な感情がうごめきはじめた。
俺がmonalisaのところへTPしても、彼女が来ることは無かった。
彼女は10分だけ、彼のところへ行くと言ったきり姿を見せない。
自分の嫌な感情が沸々を湧き上がってくるのを俺は抑えようとしたが、
言葉が先走ってしまった。
“君がそんなことをしていることを、俺がうれしいと思うのかい?
俺は今ここに一人で取り残されて、君は別の男のところにいる。
君は俺の気持ちを理解できるのかい?”
そんな言葉が出たあと、俺は強い自己嫌悪にとらわれた。
・・・俺は何を言っているんだ。
ここは仮想世界だぜ・・・・
みんなこれをゲームと思ってやっているんだ、俺は何でこんな剥き出しの感情を露にしているんだ・・・
彼女は言った。
“私は子供じゃないのよ。大人よ。私は悪いことはしないし、今していることが悪いことだとも思っていない。
彼は私に家を見せたいといっているの。そして私に何か助けて欲しいといっているの?”
俺はまたこんなことを口走っていた。
“彼はきっと、君と一緒にそこの家に住みたいと思っているんじゃないか?
君は彼のことが好きなのか?
君はずっとそこに居るつもりなのか?”
その後、また極度の自己嫌悪に襲われた。
俺はなんと大人げのない言葉を口にしたんだ・・・・
俺の気持ちは落ち着かず、それを見かねたmonalisaも別も友達の場所へ行ってしまった。
俺はInochi Islandを一人、悶々とした気持ちで歩いた。
Kristinからcafeに戻ったというIMが入った。
俺は、すぐには行かなかった。
自分の感情を整理できないでいたのだ。
しばらくしてcafe戻ると、Kristinが一人座っていた。
俺はまた平然とした言葉を装いながらも、彼とのことを彼女に詮索していた・・・・
・・・俺って何てキモイ男・・・・
その時俺はMorissyをSL内から抹殺してしまいたいと思った。
今日、俺はとても疲れた。
そして彼女も疲れたといっていた。
たかが仮想世界。
されどここは一つの世界。
今日のMorissyにはリアルな俺の最も嫌な部分が凝縮されていたように思えてならない・・・・
Morissy